十六夜会岡山
ホームぺージ
同窓会だより
内田雪山クライミング



戻る

*******以下内田収さん原文**********

皆さん  内田です。


 昨日雪山に登って来ました。登ったのは泉山から伯州山に替わってちょっと残念ではありましたが。登山口までのアクセスで車がどこまで近ずけるかでしたが泉山はそこまでが雪のためかなり歩くことになったのです。我々は遊びの雪山ですので車を降りてすぐに登山口に行かられる方を選選んだのでした。


   伯州山は上斎原赤和瀬にある県境の山(1,044M)です。高清水トレールの東端の山でイワウチワ、イワカガミ等の山の花で知られていて人気のある山なのです。登山口が評高600Mですから評高差440メートル程で歩く距離は1.5キロくらいです。  天気は良好。曇り、時々晴れ、山に入ってからは風がなく粉雪が静かに降ってくる状況でした。


 奥津、上斎原と段々と雪が深くなって跡和瀬渓谷に入ると道路の両わきは雪を積み重ねた雪の壁となって来ます。  次第にそれが高くなって車の高さをはるかに越える。黒部に行かなくても雪の壁が味わえるなと喜びながら。


 スノーシューにはき換えてすぐに登山口から。既に何人かが登っていると思ったのに踏み跡がはっきりしません。雪はある程度固まっていて数センチ程度のしずみで歩き安い方でした。  雪の世界の中に樹氷がきれい。登るにつれて足のめりこみ深くなり時にはズボッと膝くらいはまりこんだりしながら。傾斜のきついところでは小さいがナダレの跡がある。多くが数メートルですが幅20メートル、高さ5、6メートルのものもあります。


   ルートはよく知っているので歩く方向には何も心配していなかったのですがそれでも時々どっちかな?と考えなければならなくなります。  やはり真っ白になると世界が変ります。そんな中で木々に巻かれた赤いテープが助けてくれます。登山道には迷わないようにこんなテープが巻いてあることが多いのです。その赤いテーぷがかろうじて雪の上に出ているものもあり、隠れているものもあったのでしょう。それは通常目につきやすいように眼の高さかやや上に巻かれているのでそれから判断して雪接は150センチを越える程度だなと判断できます。


 こうして帽子の上に雪をつもらせながら2時間をかけてやっと登頂したのでした 段差がないので足の運びがほぼ一定で進められることは歩きやすい。それに対して沈んだスノーシューとそれにかぶさる雪を持ち上げるように歩くので疲れるものです。外気は冷えていても汗をしっかりかきます。  正午前に立った頂上は空も明るく青空も広がって気持の良に展望が広がって来ました。頂上もきれいに丸くなっています。360度白い世界に我々5人だけで静かなものです。  大山の遠望は望めなかったのですが泉山、三国山、高清水方面の白い世界に感動です。この時に眺める光景、感慨によってあんなにえらいめをして登ったのにと一挙に満足感に変るのです。


 ちなみに我々は80歳をトップに70歳までのけっこうな高齢者。女性2、男性3の5人なのですから。こう書いてみると外からは良い歳なのに元気だねと言ってもらえるかな!1日たった時天では僕は昨日の疲労度と今日の回復度を考えるともう今回で終りかなとの気持になっているのです。


来年はもうないでしょうね??


十六夜会岡山HPに戻る